AKB48 57thシングル「失恋、ありがとう」の選抜メンバー18名やフォーメーション

先ほどAKB48 57thシングル「失恋、ありがとう」のMVが公開され、ファンも注目していたフォーメーションが確定しました。 予想外とも言える抜擢や序列が低すぎるなど色々と意見も出ていますが、運営側も様々なデータを勘案しているのかも知れませんね。

57th「失恋、ありがとう」のセンターはエース候補の山内瑞葵

今作でセンターを務めたのはAKB48 (16期生) の山内瑞葵さんです！　前作の「サステナブル」では無念の選抜落ちを経験しましたが、今作では選抜に復帰するどころかセンターポジションを獲得するなど最高の形で2020年をスタートさせることが出来ました。


キャラクター的には物静かで大人しいタイプで、バラエティーに対応が出来るメンバーが多いAKBの中では目立ちにくい存在です。その一方でバラエティーをこなすアイドルを嫌う層も存在し、下品な言動をしない「正統派アイドル」として貴重なメンバーです。


タイプ的にはテレビなどより劇場でのパフォーマンス向きであり、その点から言えば同じチーム4のキャプテンである村山彩希さんの後継者なのかも知れません。 大きな爆発力こそないものの、安定したファンの獲得やグループ全体への貢献が期待できます。


小顔で手足が長くスタイルも良いのでモデル向きと言えますが、現状ではAKBメンバーを積極的に起用してくれる雑誌社が少ないのが残念です。しかし、今年の春に高校を卒業するので、これからは仕事一本に絞って一層の活躍が期待できる環境になりました。


今回のセンター起用が気まぐれなのか将来を見据えた物かは分かりませんが、年間のCDセールスが 2～3 枚であることを考えると、次世代を担うエースをCDで育てるのは難しいところです。故に、運営には近視眼的ではなく長期的視点で挑んでもらいたいものです。

57th「失恋、ありがとう」のフォーメーション

今作「失恋、ありがとう」のポジションで最も注目されたのはフロント右端の岡部麟さんでしょう。 チームAのキャプテンに就任したことでも驚かれましたが、いわゆる本店とチーム8の融合の象徴的存在でもあり、今やグループ内でも屈指の人気を誇っています。


しかし、今でもチーム8を純本店メンバーとして認めない意見もあるので一枚岩とは言えませんが、すでにチーム8のメンバーはAKB全体でも欠かせない勢力になっています。賛否は別れているものの、グループ全体を考えれば必然の流れと言えるのかも知れませんね。


今回のフォーメーションを見ると「純本店化」を始めている気がしなくもなく、今後予定されている各グループが独立した会社になる点も考慮しているのかも知れません。フロントから支店メンバーを外し、本店の老壮青を幅広く起用した配置になっています。


実現するのはビジネス的に難しいと思いますが、理想を言えばAKB名義のCDはAKBメンバーだけで構成し、ミリオンを達成するだけのために支店メンバーを招集する方式から脱して欲しいです。この「ミリオン病」はAKBが患っている大きな病気だと言えます。


以前、とあるメンバーのSHOWROOMで聞いた「自分の声が入ってないCDを買ってもらうのは申し訳ない」という発言が今も脳裏に残っています。残酷な現実を言えば、本店のCDに自分の声や映像が収録されるメンバーはグループ全体だと約10%以下になります。


その点から見れば、より自分の声や映像が収録される可能性が高い所属グループのCDを買ってもらいたい気持ちは分かりますし、その思いはファンの方も同じだと思います。 理想論なのは承知していますが、今までの経営スタンスから脱却して欲しいところです。