橋本桃呼の流した涙に見た「ラストアイドル」の現状や課題

2020/01/08

ラストアイドル

人気番組だった(?)ラストアイドルで結成されたグループから今も脱退者が相次いでいます。今まではこれと言った原因がはっきりしていませんでしたが、昨年12月に配信された橋本桃呼さんのショールームでボンヤリとした現状や課題・問題が見えてきました。

橋本桃呼の涙から見えたラスアイの現状

橋本桃呼
名前:橋本 桃呼 (はしもと ももこ)
身長:157cm
出身地:山口県
血液型:AB型
生年月日:2003年6月28日
ニックネーム(あだ名):桃ちゃん

昨年12月19日、SHOWROOMの個人配信で橋本桃呼さんが自身の現状や、ラストアイドルの活動について涙ながらに触れていました。芸能活動と言うものは個人の努力だけでどうこうなるモノでものなく、大人の中に混ざって様々な矛盾や理不尽と闘っていました。

※ラストアイドルとは?

秋元康プロデュースのアイドル企画で、テレビ朝日「ラストアイドル」の番組内でメンバーと挑戦者がパフォーマンスでバトルをする。 審査員の中から1名が番組から指名され、その1名が勝敗を判定して勝った方が暫定メンバーとしてそのまま残る形式。

橋本桃呼さんは16人目の挑戦者として夏合宿に登場し、暫定メンバーの立ち位置1番(Wセンター) の篠原望さんを指名しました。竹中夏海さんの判定よって橋本桃呼さんが勝利をしましたが、暫定メンバーの精神的支柱だった篠原望さんの脱落には賛否が別れました。


バトルでの気丈な立ち振る舞いや人気メンバーだった篠原望さんを追い落としたことでファンからの評判は良くなく、ある意味で気の毒な船出となりました。それでも橋本桃呼さんの歌やダンス、表現力のスキルは暫定メンバーの中でもトップレベルと言えました。


しばらくして正式な2期生メンバーとしてデビューをしましたが、大きく取り上げられることもなく時が流れ、番組では新たに「団体行動」を目指す企画が始まりました。この頃からラストアイドルの方向性が変わり、1期生と2期生たちの融合が進んで行きました。


橋本桃呼さんは2期生のWセンターを務めていますが、メディアなどで取り上げられるメンバーは1期生で、2期生からはアンダーの篠原望さんが週刊誌のグラビアに登場しています。これに関して色々な事情はあると思いますが納得いかないのは無理もないですよね。


念のため記しておきますが橋本桃呼さんと篠原望さんの関係は良好で、プライベートでも遊びに行く事もあるそうです。逆に関係が良好だからこそ悩みが深くなってしまい、自分の努力を超えた大人の事情に振り回され、次第に精神を擦り減らして行く事になります。

橋本桃呼と篠原望

入れ替えバトルではスキルや表現力で勝者を選んだ運営でしたが、正式メンバーになってからは人気や握手券の売り上げなどが評価されてしまい、結果として勝負で破ったはずの人や立ち位置が後ろのメンバーに追い抜かれ、全体的な扱いが下がってしまいました。


毎日続けていたSHOWROOM配信も辞めて状態が心配されましたが、今は8枚目シングルのオーディションに立候補するなど少しずつ回復している様子でした。  若さから色々と空回りしてしまう事もありますが、この苦難もひとつの経験と捉えらえて欲しいと思います。



ラストアイドルからの相次ぐ卒業と今後の課題



2019年だけでも8名が卒業をしてしまい、さらに今年3月末で大石夏摘さんと田中佑奈さんが活動を終えます。  多くの人は具体的な理由は明らかにしませんが、大石夏摘さんは「ラストアイドル45人の中の大石夏摘であることに満足いかなかった」と告白しています。


これは短期間で2期生バトルを始めたことに加え、バトルで敗退したメンバーをアンダーという名で加入させた弊害と言えます。 1期生はそれぞれユニットが結成されましたが、2期生は丸々アンダーと言うチームでラスアイファミリーを形成する一員となっています。


一方でラストアイドルの大人数は特徴でもあり、多数でのパフォーマンスは珍しいので長所になると思います。1期と2期の融合は今までの結果から生み出されたひとつの答えであり、このスタイルに馴染めるかどうかがメンバーに求められているのかも知れません。


もちろん全員が納得する方向性と言うものはほとんどあり得ない事で、ズレや限界を感じたメンバーが卒業するのは仕方がないことです。もっとも、ラストアイドルには個性的なメンバーが多く、去年頃からバラエティーでブレイクした王林さんもラスアイOGです。


2020年4月15日に発売予定の8thシングルは18名の選抜制になった事は今までの流れからして驚きましたが、全員選抜による団体演技と選抜制による競争を両立させたいのかも知れません。いわゆる、ここ1年近くの仕上げと次への挑戦と捉えた方が良いでしょうね。


18名の選抜制を決めるオーディションは有識者やメディア関係者等が審査に当たると告知されています。 商業的な面から100%公平な審査を求めるのは酷だと思いますが、出来る限りスキルを公正な目で見て「多くが納得する選抜」を決めて欲しいと願うばかりです。

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