熱愛発覚の岡田奈々が「AKBは恋愛禁止ではない」と弁明。向井地もルール改正に意欲を示す

2022/11/20

AKB48

11月19日、レコード大賞と紅白歌合戦の落選報道でファンが盛り下がる中、追撃するかのように「岡田奈々熱愛」という衝撃の知らせが届いた。

岡田といえばスキャンダルを起こしたメンバーを厳しく糾弾したり、敢えて「自分はそうではない」とアピールして多くの支持を得た人物だが、注目された今回の騒動に対する第一声は意外なものだった。

モバメで「AKBには恋愛禁止のルールはない」と説明

 今回の文春報道を受け岡田はファン向けの有料メール(モバメ)で「AKBには恋愛禁止のルールはない」と説明する一方、過去に自らがスキャンダルを売りにするメンバーを厳しく糾弾していたこととの矛盾に悩んでいると明かしている。

一般の方の中には「アイドルは恋愛禁止」というルールがあると思っている方も多いだろうが、大手グループだと契約書にも記載されておらず、告知されているところは多くない。むしろ、中小グループの方が厳しいルールが課せられている。

AKBの恋愛ルールに関しては前田敦子が原因で「恋愛禁止」が生まれたとされているが、契約書に書かれていた期間は短く、柏木由紀はすぐに無くなったと証言している。向井地美音は11月20日のTwitterで次のようにコメントしている。

向井地は「曖昧」としているが柏木と岡田は無いと明言しており、プロデューサーである秋元康も否定している。また、検討の結果も現在の社会的風潮を踏まえると禁止よりも恋愛解禁に傾く可能性が高いだろう。

 実際、岡田自身も恋愛や同棲先を探していることに関しては詫びておらず、過去の言動との整合性について苦悩している。来年からはソロツアーが予定されているが、熱心なファンは二人の愛の巣の購入資金を投じ続けるのだろうか?



恋愛禁止は数少ない付加価値

 世間一般的に見れば「恋愛禁止」は非人道的なルールであり、個人の権利や多様性が求められる時代において古臭く感じられる。だが、芸能界は一般社会とは異なり、理不尽であることがプラスになったりする不思議な世界だ。

アイドル(グループ)にとって恋愛禁止というルールは非常に大きな付加価値であることは間違いない。非常に辛辣な意見になるが、見た目やパフォーマンスが際立っていないアイドルにとって恋愛禁止は数少ない付加価値となる。

 ももいろクローバーZの高城れにが交際どころか結婚を発表して話題となったが、ファンからは祝福する声が多数上がっている。これは彼女らが疑似恋愛などで集金をしておらず、余人をもって代えがたい付加価値があるからだ。

仮にAKBら秋元系グループが恋愛解禁(禁止では無いと明文化)することは致命的で、退潮が止まらない集団が一気に崩壊しかねない。中にはアイドルの人権は守るべきだとの声もあるが、少なくとも「彼氏いるけど応援してね」と言うメンバーを応援する人は少ないだろう。

その点を踏まえると、恋愛禁止を曖昧にしていた状態がメンバーとファン双方の落としどころだったが、向井地が手を付けたことで事態は大きく転換した。もはや岡田個人の問題ではなくなり、グループ全体の方向性を決める大きな事案になったのである。

しかしながら、これまで何をやってもバズることが無かった岡田が、下半身トラブルで世間に見つかるとは何とも皮肉なことである。

(敬称略)

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